(仮訳)Golovinomyces属菌の新宿主記録
Abasova, LV., Aghayeva, DN. & Takamatsu, S. 2017. New Host Records of the Genus Golovinomyces (Erysiphales, Ascomycota). Proceedings of ANAS, Biological Sciences. Available at: http://www.jbio.az/uploads/journal/8e7d5e7e5e40385a872ce781a2a0636f.pdf [Accessed March 1, 2021] 【R3-08188】2021/3/1投稿

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3行まとめ

アゼルバイジャン、バクーで採集されたうどんこ病菌の形態学的検討および分子系統解析を実施した。
Polygonum alpinumからGolovinomyces spadiceusAlcea roseaからG. magnicellulatusをそれぞれ同定した。
前者のタデ科植物からの報告は全世界で初であった。

(その他掲載種)

Golovinomyces spadiceus (Berk. & M.A. Curtis) U. Braun
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【よく似た種との区別】
Golovinomyces ambrosiae
同じキク科植物を宿主とする
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子がレモン形のことがある
本種より分生子の長さ/幅比が小さい
Golovinomyces circumfusus
同じキク科植物を宿主とする
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より脚細胞が長い
本種と異なり脚細胞が直線状ではなく直線状~屈曲状
本種と異なり分生子がレモン形のことがある
本種より分生子の長さ/幅比が大きい

(その他掲載種)

Golovinomyces magnicellulatus (U. Braun) V.P. Heluta
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【よく似た種との区別】
Golovinomyces orontii
同じアオイ科植物を宿主とする
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり脚細胞が屈曲する
本種と異なり分生子の発芽管がねじれるか叉状分岐する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される